Vol.6 熊本県 在宅ステーション水前寺 松永純代さん

私が令和の時代のヘルパーとして思うこと。

2000年に介護保険制度がスタートしてから21年。昨今の状況をみていると、さらに核家族化が進み、訪問介護ヘルパーの立ち位置が、要介護者やその家族とより近いものになってきていると感じています。近頃の傾向として、リフォームに伴うトラブルが増加しています。明らかな詐欺とはいかないまでも、高齢者だからと商品の在庫を使い切ろうとしていた業者に対して、ご本人自ら苦言を呈し、請求金額に納得がいくまで未払いにしていたケースがありました。私たちヘルパーは、高齢者本人が対応できることを尊重し、高齢者に寄り添い、見守りたいと考えています。

 

また、私たちは常日頃から問題意識を持ち、仕事をしていかなければならないと考えています。以前、独居で生活する高齢者が、生活に必要としない訪問販売品を多量に購入していることに、久しぶりに帰省した他県に住む子どもが気づいたケースがありました。家族にしてみれば、毎週訪問している担当ヘルパーや、月に一度訪問しているケアマネに対しても、本人の異変に気づけなかった責任を追及したいというのが本音です。このケースに限らず、実際の現場では、家族などへの報告が欠かせない事例がたくさんあります。私たちは身近にいる分、利用者とのより深いコミュニケーション能力と情報リテラシーが求められているのだと思います。利用者の変化に気づく観察力や知識を常に持ち、アップデートする向上心を持ち続けていきたいと私は考えています。