vol.3 青森県のご当地レシピ 「せんべい汁(せんべいじる)」

 せんべい汁とは、200年ほど昔から青森県南部地方で食べられている鍋物で、肉や野菜などを入れた汁に「南部煎餅」という小麦粉を原料とする煎餅を入れて煮込んだ郷土料理です。八戸地方は山背(ヤマセ)の影響で稲作に適さず、米の代わりにソバや麦を使った食文化が発展しました。保存の効く煎餅を用いることで、いつでも食せる現在の形になったと考えられています。平成24年に「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞し、全国にもお馴染みとなりました。

 体が温まり、食物繊維やカルシウムをたっぷり摂れる鍋料理です。ぜひお試しください。

材料(3~4人分)

にんじん(小)・・・1本   ごぼう・・・1/2本

しいたけ・・・3枚         ぶなじめじ・・・1パック

鶏もも肉・・・200g               糸こんにゃく・・・1袋

長ねぎ・・・1/2本      ・・・1,000~1,200cc

酒・・・大さじ2       しょう油・・・大さじ2程度(お好み)

 だしの素・・・適量      南部煎餅(汁用)・・・適量

作り方

にんじん・ごぼうは笹がきにし、水にさらしてアクをぬく

ぶなしめじは小分けにし、椎茸は石突きを取って薄切りにする。

鶏モモ肉・糸こんにゃくは、食べやすい大きさに切っておく。

長ねぎはななめ切りにする。

大きめの鍋に水を張り、①②を入れて火にかける。

⑥ 沸騰したら③を加え、さらに沸騰させてアクを取る。

⑦ 酒・しょう油・だしの素を入れ、材料が柔らかくなるまで煮る。

⑧ 煎餅を割り入れ、23分煮込んだら仕上げに④を入れ、火を止める。

ポイント

せんべい汁には、汁用に焼き上げた「鍋用・かやき・おつゆ煎餅」をご使用ください。

   モチモチとした食感が楽しめます(普通の南部煎餅は汁に溶けてしまうのでNG)。

※煎餅は一度にたくさん入れると汁を吸ってしまうので、食べる分だけ入れて煮るのが

   ポイントです。

※煎餅には食塩が含まれるので、汁は薄めの味付けをおすすめします(重要です)。

※汁用の煎餅が手に入りにくい場合は、すいとんやうどんを入れても美味しくいただけます。

野菜は大根、白菜、キャベツなど季節の野菜をお好みで。

サバの水煮缶を汁ごと使って「だし」にするのもGood

お好みで一味唐辛子などを振ると、いっそう風味が増します。