がん患者に係る要介護認定等の申請に当たっての特定疾病の記載等について

がん患者である第2号被保険者が要介護認定又は要支援認定の申請をするに当たっての特定疾病の名称の記入に係る取扱い等について示した通知が厚生労働省より発出されましたのでお知らせします。

がんの方に対する迅速な要介護認定の実施等について、「末期がん等の方への要介護認定等における留意事項について」(平成22年4月30日付事務連絡)により行われてきましたが、65歳未満のがん患者が要介護認定の申請をする際に、「末期がん」を特定疾病として記載する必要があり、記入しづらく利用が進まな いとの指摘がありました。このため国は、要介護認定における「末期がん」の表記について、保険者が柔軟に対応できるよう今回の通知にいたったものです。

通知では、特定疾病の名称の記入に当たっては、「がん(医師が一般に認められている医学
的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)」、「末期がん」又は「がん末期」等の記載に限らず 、単に「がん」と記載されたものでも「申請を受理して差し支えありません」としています。このほか通知では、特定疾病の確認の方法について考え方を示しています。

介護保険最新情報vol.699
がん患者に係る要介護認定等の申請に当たっての特定疾病の記載等について
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