下痢や嘔吐を引き起こす、主にノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎が全国で急増しており、高齢者の入所施設では死者を出すなど猛威を振るっています。ホームヘルパーが対応する抵抗力の弱い高齢者や障害者は特に注意が必要で、十分な予防対策が必要です。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎について厚生労働省では、すでに「介護保険施設等におけるノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生・まん延防止策の徹底について」(平成18年12月6日付通知)、「ノロウイルスに関するQ&Aについて」(平成18年12月8日付通知)を通知していますが、12月21日付けで新たに「社会福祉施設、介護老人保健施設等におけるノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生・まん延防止策の一層の徹底について」が
発出されました。通知では、今シーズンのノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生状況をみると人から人ヘの二次感染や飛沫感染が多発しており、社会福祉施設等での感染防止の取組みを徹底するとともに、発生時において、発生状況の把握、感染の拡大防止、関係機関との連携等に関して迅速かつ適切に対応することを呼びかけています。
それぞれの事業所でノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生・まん延防止策の徹底をお願いいたします。